沼津アルプス

20091019 沼津アルプス

「沼津アルプス」というのは、沼津市街の外れから函南町にわたって
約16kmにわたる低山の連なり。最高峰は392mの鷲頭山で、「アルプス」と
呼ぶのはちょっとした洒落かなんかと思うのだが、なかなかどうして、
メリハリのある凸凹の連なりは「アルプス」と形容出来ない訳でもない。

もちろん、その山々を知ったのはこっちに来てからのことだ。で、
結構人気のあるハイキングコースだということを知ってからも、なかなか
歩く気にならなかった。だって、正直な話、近すぎるのと標高が低い点で、
ちょっと有り難みにかけるから。

それが、歩く気になったのは、今年の夏は富士山に上る機会を逸して
鬱憤がたまっていたのと、とはいえ相当期間、山歩きをしておらず、
とりあえず近場で手っ取り早く歩きたかったのと、それから、平日に
時間がとれたので、沼津アルプスでも混むことはあるまいと、そう
思ったからである。事前調査では、沼津アルプスでは、混むと結構
めんどくさそうな予感がする。

と、いうわけで、沼津アルプス。

伊豆箱根鉄道の「原木(ばらき)」駅をスタートしたのは10:30頃。

numaduALP_200910_01.jpg


ネットで山行記を調べると、端から端まで歩くのには、だいたい7~8時間
かかるようなので、まぁ、日没を考えると、終点まで行くのは無理だね。


登山口は車道脇にあって・・・

numaduALP_200910_02.jpg


こんな感じの標識なので、ちょっと判りづらい。
でも、いったん入ると、近年、地元有志諸氏によって整備されたという
ルートは明瞭。

キノコを探したり、ふわふわゆらゆら歩くザトウムシを見ながら歩く。
うん。ザトウムシが結構たくさん歩いていました。


ところで、沼津アルプスに関してネット検索をするとあちこちで散見
されることといえば、それは「アップダウンの激しさ」だろうか。
でも、これまは有志諸氏によってあちらこちらの要所要所にトラロープが
張られていたお陰で、そんなにきつくありませんでした。
ロープを使って身体のバランスをとれるというだけでも、疲労困憊度は
全然違いますから。

ただ、雨上がりだけは、かなりやばそうです。あれは絶対滑ります。
僕は雨上がりには行きたくないです、あんなとこ。特に下り。

それから、ハシゴ場が2カ所あって、まぁ、人によってはそれなりに
怖いかもしれません。

numaduALP_200910_03.jpg

原木スタートだと、そのハシゴを下りることに
なるので、ハシゴに取っつくまでが怖いようです。妻によれば。

numaduALP_200910_04.jpg

なんやかんやで、最高峰の鷲頭山頂上。

numaduALP_200910_05.jpg

頂上には祠があって、なんでも昔は神社があったのを、なんやかんやで
明治時代に麓におろしたそうな。

numaduALP_200910_06.jpg

そうでした。
鷲頭山から先の下りが、もう、すごい。
延々とトラロープ場で、途中で飽きるくらいに長い。
沼津アルプスのトラロープ場は、一つ一つが結構長いのと、道も狭いのとで、
ああ、あんなところで団体さんと遭遇したら、大変そうです。
やはり、僕たちは閑散期がいいです。

やがてこのような場所が。

numaduALP_200910_07.jpg

ん~?
南都の敵、平重衡は京都の木津川畔で首をはねられて果てた筈ですが?

まぁ、歴史上の有名人に異聞はつきもので、和泉式部の墓だって
あちこちにあるそうですし、以前訪れた福島県の大内宿の神社にも
以仁王の話があって、びくーりすました。
1000年近い昔のことですから、後々色々付いたんでしょうけれど。


もう少し先には、もうひとつ重衡関連の遺跡があった。
貴人が隠れ住んでいたという洞穴の伝説も、多々ありますな。
この辺では頼朝関連のものが有名なのでしょうが。

時刻は15時過ぎ。
あたりの雰囲気は夕方っぽくなってきたので、「ぼたもち岩」という
大岩のある峠から下りました。25000図によると、麓には御前帰という
地区があり、新城橋まで行けば三島駅行きのバスもある筈。
それから、その峠は、道標には「志下峠」とあるけれど、25000図に
よると志下峠はもうひとつ先の峠のようだ。どちらが正しいか?

numaduALP_200910_08_00.jpg

峠から下る道は、たぶん人工的に整備された石の道。

numaduALP_200910_09.jpg

いかにも「古道」って感じの道。

沼津アルプスには、いくつも名前のある峠があって、昔々はその峠を
超えて、海と内陸との交通があったのでしょう。


広い道に出て新城橋へ向かって歩いていると、途中に東海バスの車庫
らしい施設があり、バス停も併設されていた。

三島駅行きがあったので、ここ「大平車庫バス停」でゴールとした。

numaduALP_200910_10.jpg

近場だけど、結構楽しめました。そんな感じ!


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お初にお目にかかります。
いつも楽しく拝見させていただいております。
沼津アルプスということで、母から聞いた話を思い出してしまいました。
母は、志下の出身で、その昔(戦後すぐくらい?)志下では、取れた魚を大平の農家に野菜と交換してもらうために、峠を越えをしてていたと、聞いたことを思い出しました。
いずれ、登ってみたいと思いました。

東京の伊豆人さん、はじめまして。

ああ。沼津アルプスの峠は、やはり生活道路だったんですね。
伊豆山稜線歩道にもいくつか古道が交差している峠があって、
中伊豆と西伊豆を結ぶ生活道路だったそうです。猫越峠から
西伊豆に降りたことがありますが、道ばたにはちらほらと古い
道標らしき石がありました。

沼津アルプスは、季候がよく、空いていれば、結構な近場の
ハイキングになると思います。

また、何かあればコメントをください。
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