シジミの味噌汁

当blogでは過去何回かアサリの料理を取り上げてきましたが、
告白するなら、実のところ、僕はアサリ、ハマグリの類があまり
好きではないのです。味は好きなんですよ。アサリの味噌汁とか。
味は凄く好きなんですが、身を食べるのがあまり好きではない。
それは、砂を噛んでいる個体に遭遇することが多くて、そういうのに
1個でも遭遇すると、次の1個もそうではないか、また当たるのでは
ないかしらと、警戒しながら食べるのに気を使うし、また、時々、
生臭い個体に出遭ってしまうと、更に更に・・・

この点に関しては妻はあまり気にならないようで、反面、魚の小骨、
なんか、わずか5mm程度の小骨でも気になるというのが実に不思議で。

ところで、料理に関する蘊蓄なり、一般的に言われているコツ、
「正しい」調理法というのは色々あるようで、アサリ、ハマグリに
関しては「火を通しすぎないこと」なんていうのが「正しい」様です。
まぁ、「正しさ」の主張なんて言うのは、案外いかがわしいもので
あったり、根拠薄弱だったりするわけですが、僕とて頭でっかちな
蘊蓄オヤジの端くれなので、僕もそれに従い、火を通しすぎない
工夫をしたりしていました。

が、主夫としてほぼ毎日毎日何らかの料理をしていますと、やはり
変遷がみられます。段々と考え方、作り方が変化していくんですよ。
アサリ、ハマグリ等に関して言えば、火をしっかり通してスープ等に
充分に味を出して、身本体は出汁ガラ的地位でいいのではないかと、
今はそんな風に考えています。

まぁ、これは僕の好き嫌いから来ていることは明らかなんですが、
妻もそれでいいと言ってくれているので、当面はこういう感じで
いくでしょう。
要するに、家庭料理というのは、ごく限られた内輪の人たちだけが
満足していればいいのであって、それは治外法権なんですよ。

というわけでシジミの味噌汁も、僕はシジミを水から沸かした後、
とろ火で2、30分炊きます。味噌を溶いた後は蓋をして、ちょっと
冷まします。その方が汁の味もまったりして、温度も下がるので
我々好みになります。作りたての1杯目よりも、少し冷めた2杯目が
美味しいということに気がついて、それが定番になったのです。

sijimi_misoshiru_200906.jpg

で、身を食べることにはこだわらない。
もう、味が十分出たらそれで良いでしょうというわけです。

って、まぁ、「シジミの味噌汁の実はそもそも食べない派」からは
当然のことなんでしょうけど。
シジミの味噌汁の身は食べるか食べないかという点に関しては、
ちょっとした対立もあるようですが、関わり合いにはなりたくない。
そんなの気分ですよ、そのときの。大きさもあるしね。

それにしても・・・思ったんですが・・・

礼儀作法を云々したくなるようなかしこまったお席でシジミの汁が
出てくるなんてことは、ちょっとありえないでしょう。
もしあるとするならば、それは出す方がおかしい。
そういう席では、食べにくいものは出さない、皿には乗せないのが
正しい。魚だったら小骨等はすべて取り払い、エビなら殻を全て
剥いておく。だから、もしかしこまった席でしじみ汁を出すなら、
椀の中には汁だけにするべきでしょう。
振り袖のお嬢さんにエビの殻を剥かせるのが間違っていると、
たしかそのようなことを辻嘉一氏は記されてましたね。
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