会津の関西人7(東山温泉)

バスで東山温泉に向かう。
東山温泉は会津若松の市街地の外れにある温泉場だった。
バスが幹線道路からひょいと曲がると急に上り坂になり、
その先の狭いところに温泉旅館が密集していた。

バス駅を出ると、宿泊先の旅館はすぐにわかった。
見るからに伝統と格式を誇る老舗旅館であった。
それでこそ温泉旅行の最後の宿泊先に相応しい。

橋を渡るとだぁ~っと宿の男衆が出てきてお出迎え。
案内された部屋は12畳半の純和室。

ところで、ずっと不思議に思っていることがある。
TVの旅とグルメのお気楽番組なんかで、宿の紹介がある。
で、タレント・レポーター等が部屋に案内されるときに
「失礼します」とかいって自分たちが当日宿泊する部屋に
入るのだが、なんだか違和感がある。
だって、宿泊客が借りた部屋なんだぜ?
その部屋の主は宿泊客ではないか。
だから、もっと堂々としていればいいのだ。

さて、温泉。
その宿の温泉は「きつね湯」と「さるの湯」と、
それから小さな家族風呂が3つ。
宿泊客は他にも数組いるようなのだが、
一度も一緒になることはなく、ずっと貸し切り独占状態で
ゆっくりとつかることができた。

それから、バスタオルは脱衣場備え付けで使い放題。
これは非常にポイントが高い。

飯は部屋で食える。
最近は「お食事処」を設けて、そこで食わせる宿も多い
そうだが、やはり部屋で落ちついて食えるのはいい。

出てきた料理は材料も調理法も会津にこだわったもので、
京風懐石でもなければ解凍ズワイガニでもない!!!
これは非常に素晴らしいことである。
味付けもいい。無茶で不自然な味付けがない。

会津の伝統食「鰊の山椒漬」

nishin_sansyou.jpg


岩魚のお造り

iwana_tsukuri.jpg


鯉の甘煮

koi_amami.jpg

鱗ごと炊いてあるのだが、鱗まで美味。

妻には鯉の代わりを頼んでおいたところ「棒鱈の炊いたん」が
出てきた。棒鱈も会津の伝統食ということだ。
なるほど、あちこちの土産物屋には棒鱈の炊いたんがあったが、
みんなスケソウダラなのでがっかりしていたところ、この旅館の
ものは真鱈の棒鱈だった。そら棒鱈ゆぅたら真鱈ですやろぉ~
さすが老舗旅館。

夕食の後は、温泉に入り、寝るだけである。

朝風呂に入って、朝飯。
例の「打ち豆」の味噌汁が出た。

ここで不要となった旅装は宅急便で送る。
若女将、男衆、部屋付の仲居さんに見送られてチェックアウト。
宿のすぐ近くにある老舗の羊羹屋で、名物の水羊羹を買い、
バスに乗って市街地へ。

「郵便局前」というバス停で降りて、最終日の買い物へGO。
漆器屋で「手塩皿」を購入。

teshiozara.jpg

これは「こづゆ」が盛られていた漆器の小さな浅い椀である。
湯野上温泉でも若松1泊目の郷土料理屋的居酒屋でも出てきた
「こづゆ」が盛られている漆器の器は、大きさも程よく、
使い勝手が良さそうなので、欲しくなったのだ。
そこで郷土料理屋の女将に、これはなんといって買い求めたら
よいのかと聞いたら、「手塩皿」と教えてくれたのだった。
ところで、「手塩皿」は「おてしょう」とも言うそうで、
それなら関西でも年寄りは「おてしょう」と呼ぶ人がいると
いう話になった。
「手塩皿」は日常的に使う雑器だが、樹脂製でもウレタン塗装
でもなく、木を挽いて漆を塗ったものでも安いのがあった。
だが、せっかく買って帰るのだからと少しいいものを探したら、
なかなかよさそうなものがあったので購入。

昼飯は『満田屋』という「味噌田楽」の有名店で軽く。
『満田屋』は、本来は味噌屋ということだが、今では
田楽屋としても盛業だという。
我々が店に入った11時過ぎには客はいなかったが、
それからは個人客やら団体さんが次々に入ってきて大忙し。

味噌田楽のセットが1,050円。酒は甘口、辛口、清酒、
濁り酒のなかから好みのが選べて一杯320円だった筈。
味噌田楽の味もよく、軽く食べるにはいい店だと思った。

他、『会津ブランド館』と『七日町カフェ』で、
買い忘れがないかチェック。

会津若松駅に向かう。

(続く)
関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 温泉旅行
ジャンル : 旅行

コメントの投稿

非公開コメント

ここは居心地の良い旅館ですよね。
しかし雪が少ないですね。
数年前の同時期に長靴履いてスタッドレスでうろつきました。
見覚えのある絵柄もチラホラあって懐かしかったです。

はい。1泊ではつまらない。
2,3泊はしたい旅館でした。

雪の少なさに関しては、本当に、何度も聞かされました。
地元の人たちは、暮らしやすいのはいいが、夏の水不足が
心配だと仰ってました。
プロフィール

Author:政
アラフィフ主夫

最近のコメント
一応参加中


カレンダー
12 | 2017/01 | 02
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最近の記事
カテゴリー
月別アーカイブ
最近のトラックバック
ブログ内検索
RSSフィード
リンク