山北印甘藷(サツマイモがとりもつ三島と関西の縁)

三島市の北東部に佐野という地区がある。
同地区は、かつてはサツマイモの大生産地だったそうだ。
そこで収穫されるサツマイモには「山北印」という登録商標が
冠されて、三島駅から何台も貨車を連ねて京阪神に出荷された
そうだ。そして山北印の三島甘藷の値段が日本のサツマイモ
市場の相場を決定したという。昭和初期の話らしい。

ところが、戦中戦後の食料生産事情(質より量)、宅地開発、
ゴルフ場、工場誘致、後継者難等の事情により、山北印の
栄光は過去のものとなったそうだ。
(以上、図書館で読んだ資料による)

それでも、まだサツマイモを作り続けている生産者はいて、
再び三島甘藷を盛り上げようと、先週の土曜日に三島の
JA三島函南北上支店で「三島甘藷祭り」というのがあった。
サツマイモや各種農産物の直売もあるということなので、
産直大好きな僕としては万難を排していかねばならぬ!!!

というわけで行ってきたのだが、三島甘藷はあっさり買えた。
北上支所では毎週月曜日に産直青空市をしているのは知って
いて、何度か利用していたが、直売専用の建物が出来ていた。
これで徒歩圏内で利用可能な産直施設は谷田の三島警察の前を
含めて2カ所になった。これは素晴らしいことだと思う。
JAの産直販売所を使い出すと、スーパーで野菜を買うのが
あほらしくなる。
一方では箱根西麓で取り立てのブロッコリーが100円。
他方では輸入のブロッコリーが150円。
他所から運んできたホウレンソウが158円。
地元で取り立てのホウレンソウが100円。
どちらを利用すべきかは言うまでもない。

もっとも、産直では当地で生産していないものに関しては
どうしようもないので、その点に関してはスーパーの野菜も
利用することになる。
純粋に地産地消を貫くことは容易ではないし、必要もない。

というわけで、買ってきた三島甘藷。

kansyo_01.jpg

左の2本が主力のベニアズマで、右が産直所棟内に一袋だけ
あったキントキである。

形が違う。キントキはごつごつしている。
僕の子供の頃は、関西のサツマイモはキントキだったと思うが、
最近では関西でもベニアズマが勢力を拡大しつつあるらしい。

とりあえず、サツマイモの基本は焼き芋ということで・・・

kansyo_02.jpg

ダッチオーブンの中に百均で買ってきた丸網をしいて、
鍋肌に直接にサツマイモが触れないようにして蒸し焼きに。
最初、水をちょっと入れて、蓋をして強火で加熱して、
途中から蓋を少しずらして、40分くらい。

kansyo_03.jpg

焼けました。

断面です。

kansyo_04.jpg



左がベニアズマ。右がキントキ。
食感はベニアズマは全体がねっとりしているのに対し、
キントキはほっこりしていた。
断面の白っぽい部分が粉質で、明らかにキントキの方が多い。
味に関しては、サツマイモの食べ比べをしたことはないし、
目利きも出来ないが、なるほど、甘くて美味。

ところで、大阪の阿倍野に『嶋屋』という焼き芋屋があり、
そこでは焼き芋を「三嶋焼」と呼んでいるらしい。
で、なんで大阪やのに「三嶋焼」なんやろという話なのだが、
それはかつては三嶋甘藷を店で使っていたからと言うことだ。
図書館でみた資料の裏付けとなる事実である。
このことは静岡のローカル情報番組で知った。
妙なところで三嶋と関西には縁があるものだ。
ところで僕はかつて天王寺に稼ぎに通っており、
何度か当該店舗の前を通っている筈なのだが、さて?

京都も奈良も大阪も、
こちらに来てから初めて知ることも多い。

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