京都の無花果(イチジク)

イチジクが好きだ。

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当地に越してきて色々と美味いもんも知ったが、
いまだに満足できないものもある。 
イチジクもその一つである。
だから、夏の帰省時には実家で食いまくり、
更には必ず買って戻る。

僕の実家のある京都府南部の山城地方は、イチジクを多く作って
いる土地で、JAの直売所には熟して樹ではぜたようなものが並ぶ。
そういうものを買ってきて食うのだから不味いはずがない。

やはりイチジクは、樹上で熟して自らはぜたようなものに限る。
だが、そうしたものは箱の中で自重で潰れてしまう位に柔らかくて
遠距離輸送には向かず、産地近隣で食うしかないものである。
それに生産者側から言わせれば、そういうのは日持ちがしないし、
雨でも降ればパぁ~だそうな。割れ目から雨水が入ると実が傷む。
だからイチジクの収穫は天気を読むことが重要だという。

当地で普通に手に入るイチジクは、大産地である愛知県のもので、
スーパーに並ぶそれらは、やはり熟し方が足りないのである。
皮の色は一応の目安になるかもしれないが、騙されることもある。
一見熟していそうだが、割ってみたら中は真っ白。
そういうものは甘さは足りないし、樹液臭いし、全然美味くない。
十分に熟したら運べなくなるから仕方ないのであろうが、
却って生産地の印象を悪くしているのではないだろうか?
いずれにせよ、僕は当地では滅多に買わなくなった。
安くはないのに美味いものには滅多にあたらないから。

と言う訳で、今回も錦の果物屋でイチジクを買ってきた。
超VIP扱いで慎重に慎重を重ねて持ち帰ったものである。
そこで扱っているイチジクは城陽市寺田の特定生産者のものらしい。
城陽市寺田は知る人ぞ知る無花果の名産地なのである。

ichijiku_01.jpg

こういう風に割れているのが美味い。

持てばずっしりと重く、皮はするすると剥け、食べるのに歯は要らない。
舌で上あごに押しつければねっとりと崩れ、口中にじんわりと広がる。
イチジクはこうでなくてはならない。

奈良の東向商店街にある果物屋のイチジクも美味い。
その店は小さな店だが、いいものを置いている。
その店のイチジクは大和郡山の特定生産者のものらしい。
大和郡山市もイチジクの名産地であり、
JR大和路線からもイチジク畑があちらこちらに見える。

ああ、こっちでも美味いイチジクが食いたい。
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ジャンル : グルメ

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追記

先日、当地の産直で状態のいいイチジクを見かけたので購入した。
結果は、残念ながら、京都・奈良の圧勝であった。
味わいに凝縮感を欠き、水っぽかったのである。
とはいえ、それだけのことで当地のイチジクが劣るというような
短絡的思考はしない。
京都でも奈良でも、特定店舗で購入する特定生産者の、
ちょっとお値段高めのイチジクに外れがないというだけのことだ。
当地でも美味いイチジクをに出会える可能性は、まだまだある。
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