蜂蜜

蜂蜜が好き!

だって、甘いもん!!

子供の頃の蜂蜜といえば、
レンゲばっかりだった様な気がするが、
それはレンゲ以外の蜂蜜を知らなかったからだけなのか?

って、まぁ、
自分のお小遣いで買う様なものでもなかったのだが、
まぁ、なんつーか、
子供の頃の記憶に残る蜂蜜はレンゲばっかりだ。

でも、今はかなりの種類の草木の蜂蜜を入手することが出来る。
だから知らない種類の蜂蜜を見かけると、つい買ってしまう。

んで、そういうものが台所の食材ストッカー、
別名「食材墓場」やら、訳のわからない場所で散見されるので、
ここらでひとつ棚卸しと、全部引っ張り出して並べてみたんだが・・・

201206_hatimitsu_01.jpg

食べかけのものや未開封も合わせて手元には全部で29種類しかなくて、
蜂蜜好きを自認する割には大した種類でもなくガッカリした。

でも、まぁ、面白そうなのをちょっと紹介してみると

201206_hatimitsu_02.jpg

例えばコレはカボチャの花の蜂蜜だが、強烈な個性の持ち主です。
蕎麦の花の蜂蜜系の個性ね。

今まで食った蜂蜜の中では樹木の花の蜂蜜に個性的で印象的な
ものが多かったような記憶があり、他方、草花系はおとなしいと
いう先入観があったので、かぼちゃは樹木じゃないし、
どっちかといえば草花系でしょって思いながら食ったので、
ああ、びっくした。

っても、
樹木系が個性派で草花系がおとなしいとも言い切れないが。
山椒の蜂蜜なんか、山椒の実や葉っぱの刺激的な香りが
念頭にあると、蜂蜜にも同様の刺激を求めてしまうんだが、
山椒の花の蜂蜜には木の芽や実山椒のような刺激はなくて
肩すかし。
でも、ミカンの蜂蜜だって、別に酸っぱくも刺激的な訳でも
ないので、山椒が柑橘の仲間だということから類推すると、
やはりそういう結果になるのも理解できる。
柿も想像できなかったが、フツーにおとなしいものでした。

他方、草花系で個性的といえば、蕎麦なんて超個性的だし。

そうそう。樹木系で個性的といえば

栗の花の蜂蜜なんて、これは文句なしに個性的でしょう!

201206_hatimitsu_03.jpg

これは結構普通に売ってますな。クセになる味。

201206_hatimitsu_04.jpg

うるし、ジョミ(ガマズミ)、カラスザンショウ、

どんな味でしょ?

201206_hatimitsu_05.jpg

キハダ(黄檗)からも蜂蜜がとれるのには驚きだが。

他にもクロガネモチやボーダラもあったし。
コシアブラなんか、色調の割には食ってびっくりする。


樹木系で面白いものならば

201206_hatimitsu_06.jpg

モミの樹液の蜂蜜と松の樹液の蜂蜜

松の方はもう7,8年にもなるか、賞味期限知らんけど、
東京に遊びに行った時に、どこで買ったか忘れたんだが、
輸入食品の物産展で買った「トルコ産の松の蜂蜜」。
試食販売だったが、ちょっと樹脂っぽい風味があって、
また、メープルシロップにも似た感じが面白くて買った。

でも「松の蜂蜜」って何?
そもそも、蜜は虫媒花が昆虫をおびき寄せるために分泌
するもので、松は風媒花なんだから蜜なんて出さないん
じゃないの?

と思って、買った当時にネット検索をかけたが、
当時は有益な情報も得られずにそのままになっていた。

モミの樹液の蜂蜜の方は『三越』の本店地下で買った。

201206_hatimitsu_07.jpg

これには「樹液」とあるので、ははぁ、モミの樹液が甘くて、
それをミツバチが集めるんだな?ふむふむ…

と勝手に解釈していたのだった。

が、先日、新刊で出ていた『フランス料理ハンドブック』
(柴田書店)を買っておいたのをパラ見していたところ、



「モミの木の蜂蜜」の説明が見えたので読んでみたら…

要するに樹液に集まったアブラムシ類の昆虫、
あ、アブラムシってアリマキの方ね、念のため、
なんしか樹液に集まる昆虫が樹液を吸って出す甘い分泌液を
ミツバチが集めた蜜ということなのだった。

なるほね。
アリマキが甘い汁を報酬にアリにテントウムシから守って
もらうのと同じか。

で、松の蜂蜜のしくみも同じらしいということが判った。

まぁ、アブラムシ由来だからって、別になんでもないよね。
そもそも蜂蜜だって、一度ミツバチという昆虫の体内を
経由したものだからね。昆虫性食品。なんだか、痛快で楽しい。


で、この機会に

201206_hatimitsu_08.jpg

開いてるのとか、賞味期限が迫ってるのをティスティングした。


まぁ、蜂蜜の賞味期限なんて、あってないみたいなもんだが。
さっきの松の蜂蜜なんか7年か8年前からあって、いまだに食えるし。
っても、フレッシュな時の風味と同じかどうかは定かではないが。
カボチャの蜂蜜だって、開封当時はもっと色が浅かったしね。

で、一番左はキャベツの蜂蜜ですが、これは風味の底というか
アフターに、確かにキャベツが感じられて面白いです。

って、まぁ、比べて食べると明らかに個性があって面白いのですが、
それを言葉で、文章で表し書き分けようとすると、たちまち手が
停まってしまいます。

他の人に伝える以前に、自分自身が将来それを読んだとして、
味を思い出せるかどうかすら怪しいのです。

そういえば、蜂蜜の味と香りに関して印象深い体験をしました。

僕が買い物で使う道沿いに枇杷の木があって、何年も前のある時、
その枇杷の木の下を通った時に、以前食べた枇杷の蜂蜜の記憶が
蘇ったというか、食べたときに風味が鼻の奥に抜ける感覚があった
のです。えっ?と思ってふと見上げると枇杷の木があって、
ちらほら花のようなものがある。時期は1月だったか、枇杷の花が
咲くのはその頃ということは知っていたので、ああ、なるほど、
これが枇杷の花の香りかということが判った。
そして、その体験が僕に枇杷の花の香りと、枇杷の蜂蜜の風味の
関連を強烈に印象づけたのでした。
それまで、そこでその時期に枇杷の花が咲いていることなんて、
一度も認識したことがなかったのになぁ、と。

でも、そのように主体的に強烈に印象づけられた枇杷の蜂蜜の味を
他の人に伝えるべく言葉にしようとすると、全然駄目駄目で笑える!

蜂蜜の味を、香りを表現しようとしている文章ならば、
個人のブログやら蜂蜜の通販サイトに色々ありますが、
ん~ごめん!!!全然判らんわ!!!
その蜂蜜なら食ってるけど、なんでそういう表現になるんですか????
って感じのこともあるし。
通販サイトで「深いコク」とか説明されても、結局、味はわからん!

でも、それは表現の問題なのか、はたまた食べて評価して表現する
主体の問題なのか、はたまた評価対象たる蜂蜜の問題なのか?
しかも蜂蜜にもテロワールの問題は当然あるでしょうし。
そうです。同種の蜜源であったとしても、取り巻く環境が異なれば
得られる蜂蜜は全然別物でしょうし。

ってな感じで、味を表現すること一般の問題に加えて、
蜂蜜というものに関する問題もある。

やっぱね。

同じものを同時に食べて表現しあって表現をすりあわせて共有する
ということをせんと、ぜんぜんあかんのでしょう。
業界内ではあるのかもしれないけどさ。
酒とかお茶とかにはあるでしょ。そういうの。確立された表現とか。
でも、外野にはわからんことです。

まぁ、そういことはさておき、みなさん。
食ったことのない蜂蜜を見かけたらどんどん買いましょう!!!
とか言って応援しておく、とりあえず出来ることとして。

まぁ、ね。
消費者としてネットからうかがい知れることだけでも、
蜂蜜業界にも色々あるみたいですけどね。
騙しだけは勘弁ね。
関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 美味しいもの
ジャンル : グルメ

コメントの投稿

非公開コメント

はじめまして。フランス在住の三島人です。
食べ物キーワードで検索してたどり着いたのですが、政さんのパワフルな食へのこだわりはもちろん、なんとも私の出身地である伊豆のあれこれも紹介されているので、以来、楽しく拝見させて頂いています。
おそらく私が地元を出た時期と政さんご家族がこの地域に住まわれた時期が同じくらいかと…
たまに帰省するのですが、毎回、浦島太郎状態だったりしますので、こちらでなつかしい場所を思い出したり、新しい情報を得られたりで、次回の帰省に役立ちそう!と企んでいます。
蜂蜜、私も大好きですが、ここまで集めた事はありませんよ~さすがです!
モミの木とか栗の花とか、そういうのは私には漢方っぽい味に思えてしまい、少し苦手でした。アカシアやオレンジなどの食べやすい爽やか系統を好んでいます。

>miyuki さん
ようこそ!コメありがとうございます。

フランスにお住まいなんですね!
ワイン飲みまくり、チーズ食べまくりできますね!
ああ、羨ましい!

蜂蜜は集めたというか、気がついたら集まってた感じで、
食べないで放置しているので妻に叱られてばかりです。
「爽やか」な蜂蜜ですね、解ります、その表現。
僕は栗や蕎麦やカボチャやモミノキの樹液とか、
そういう傾向が好きなようです。

お役に立てるかどうか判りませんが、
最近の伊豆情報も偶にはエントリしてみます。
三島って、住みやすいです。気に入ってます。

またコメント下さい、お気軽に。

では!
プロフィール

政

Author:政
アラフィフ主夫

最近のコメント
一応参加中


カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
最近の記事
カテゴリー
月別アーカイブ
最近のトラックバック
ブログ内検索
RSSフィード
リンク