甲斐の関西人 2. 昇仙峡 山梨ワイン 晩飯

とりあえずキノコに満足した我々。
妻の希望で「昇仙峡」というところに行くことにした。
昇仙峡というのは、甲府市を貫流する荒川の上流にある景勝地。
長い年月をかけて川が岩を削り取り、滝やら奇岩やらがあるそうな。

昇仙峡には甲府の駅前からバスに乗っていくので、先に投宿先に
チェックイン。部屋に荷物を置いてGO!

バスは市街地を抜けて郊外へ。やがて山道をうねうねと走って、
小一時間ほどで目的地に到達。

バスを降りて橋を渡ると、ものの見事に観光地で、土産物屋がわんさか。
呼び込みを適当にいなしながら、とりあえず「仙娥滝」へ。

syousenkyou_01.jpg

それから、この奇妙な形の岩は

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「覚円峰」というそうな。

まぁ、あれだ。
こんな写真載せんでも、ネットには他に幾らでも良い写真が転がって
いるわけだが、なんつーか、それはお約束みたいなもんですな。

昇仙峡は紅葉もいいらしいのだが、まだまだ早かったようで、全然。
それよか、バスからも見えたんだが、この奇妙な岩の模様が・・・

syousenkyou_03.jpg

うえぇぇ・・・す、すまん。キモイっす。
こういう模様には生理的嫌悪感がぞわぞわぞわぁ~っと。


渓谷を散策した後は、滝の入り口の所にあったワイン屋を覗いた。
そこは『山梨ワイン倶楽部』といって、山梨県のワイン醸造所有志が
やってるらしい。さすがに県産ワインの品揃えは豊富で、一部試飲も
出来るんだが、セールストークの押しがちょっと強い。
こっちはゆっくりスペックやらセパージュを確認しながら選びたいん
やから、ほっといて欲しいわ。ほんま。
まぁ、試飲の中で1本だけ買ってもいいのがあったので、購入した。
そしたら抱き合わせならお得よん!とか言ってくるんだから、もう、
あれだわ。

ところで個人的見解なんやけど、国産ワインは2000円台を中心にして、
上質で美味しいものを追求するのがいいのとちゃうかな?
あんまり安いのもダメね。安く作ろうと思って、輸入の濃縮果汁を
還元して作ったら、なにそれ?そんなの飲みたくないでしょ?
やっぱ「国産ワイン」というからには国内産の葡萄で醸造したもので
ないと、ダメでしょう。法律の問題じゃない。消費者の期待の問題。
法律上許容された表記であっても、消費者が「はぁ????」と思っ
たらダメなんです!
でも、そうしたらコストもかかって価格もあがって・・・いや、だから、
その値段でも許せるようなのを作ってくれたらええんやから、さ。
結局、値段の安さだけを追求したら、生産者も消費者も、お互いに
不幸になるだけだ。適正価格というものがきっとあるはずなんだが。
お互いにシアワセになれる値段が。

って、まぁ、「消費者」ったって、一枚岩やないんやけどね。

でも、5千円とかになってくると、フランス、イタリア、勿論ドイツも、
美味しいのが買える値段やしねぇ。ましてや1万円超えたらヤバすぎ。
国産の貴腐やアイス(人工的に凍結させたもの)もあるみたいやけど、
同じ値段を出したら、伝統と実績のあるフランス産、ドイツ産を買える
んやからさ。
特にアイスなんかドイツのリースリングに限ると思ってるんで、新たな
冒険は出来ない。

それから、バスの時間にはまだ間があったので、ロープウェイに。

syousenkyou_04.jpg

往復で1000円。ロープウェイ駅を出たらすぐに富士山が

syousenkyou_05.jpg

スパーン!と見えたので、予期せぬ眺めに感激したのだった。

甲府市の市街から見える富士山は頭の上の方だけがちょろりと見える
だけだったが、山の上からはスカッ!と見渡せて、とてもええ感じ。
普段見慣れていない富士山の眺めは新鮮だ。


下界に降りて、ホテルへの途中にあったワイン屋に立ち寄る。
まだ買い足りない気がしたからなのだが、中に入って目が潰れた。
つーか、見てはいけないものを沢山見てしまった。
やばい。やばいよ。
どうしようもなくやばいです。詳しくは書かない。
あんなところでカード持って解き放たれたら、何を買うやらわからん。
え”~こんなのや、そんなのや、あんなのまであるぅ~???
うぅぅ~ん・・・甲府に住みたい。
追い出されて塩まかれるまで入り浸りたい・・・

結局、おとなしくちょっとだけ買って、晩飯食いに郷土料理屋へGO!

さて、当日2回目の『奈良田本店』

昼間と重複して食ったものもあるが、そうやな・・・
天然キノコなら、これは初めて。

narada_2008_kurokawa.jpg

クロカワおろし。

クロカワというこのキノコ、これも好きな人はたまらなく好きな
キノコということだが、うぅ~ん?僕はそんなに好きやないな。

山のキノコ雑炊

narada_2008_kinokozousui.jpg

文句なし。ええ味付けやなぁ。無理がないって感じ。

やっぱ天然キノコってのは、こういう感じでストレートにぽんぽん
ぽんっ!と出てくるのが気分で、チマチマと出されても、あんまり
美味しくないんとちゃうかな。
口いっぱいにほおばって奥歯で噛んで食えたので満足した。

猪ほうとう

narada_2008_inoshishihoutou.jpg

これも美味しい。やっぱ、ここのほうとうは美味いです。
って、他の店には入ったことはないが、とりあえず、超有名店には
入らないでいいと思っている僕はひねくれ者です。

ぜんざい

narada_2008_zenzai.jpg

豆から炊いて作りました!って味で美味。

やっぱ、観光客にはまず間違いのない店とちゃうかな?
禁煙、せめて分煙やったら、もっとええんやけどな。

タクシーでホテルへ戻る。

ところで、甲府市にも路線バスが走っているが、全然使えねぇっ!!!
本数が少なすぎてお話にならない。ま、自家用車社会なんやろうけどさ。
ここ(三島市)周辺もクルマ社会やけど、バスに関してはまだマシやね。

泊まったホテルは『談露館』ってところで、源泉掛け流しの温泉が
あるのが面白い。
だって、甲府駅から徒歩数分のホテルに源泉掛け流し温泉ですぜ。
ちょっと硫黄臭がして、黒い湯ノ花がゆらゆら浮かんでいる、
結構なお湯でした。

翌日は河口湖方面へ向かった・・・

(つづく)
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甲斐の関西人1 甲府で天然キノコ三昧

先日、山梨県甲府市から河口湖方面へ「天然キノコ行脚」に行ってきました。
これは1年越しの計画で、丁度去年のこの時期に、甲府市の郷土料理屋では
天然キノコの料理が色々食えるらしい!ということをTVの情報番組で知って、
やっと行くことが出来た11月の上旬には、天然キノコはもうおしまい!
だから、「来年は必ず!!!」と夫婦で誓い合って今年の秋を迎え、漸く
リベンジ実現の運びとなったのであります。

さて、自家用車のない我々、甲府へはJRを利用。三島から東海道線で富士、
富士から身延線の特急ふじかわを利用して甲府入り。目的の郷土料理屋
『奈良田本店』は市街地の外れにあって、甲府駅まで行ってしまうと却って
大変なので、手前の南甲府駅で下車。そこからなら余裕の徒歩圏内なのだ。

っても、開店時間にはまだまだ間があったので、事前に調べておいた地元の
スーパーに行く。何度も書いたけど、それは旅行先ではスーパーに寄るのが
楽しみだからなのだが、今回は、期待したほどではなかった。つーか、特に
個性がないというか、地域性を感じることが出来なかった。
ただ、特筆すべきことは、「鶴羽二重高野豆腐」を買えたことだ!!!!!
探してたんですよ。鶴羽二重の高野豆腐!(高野豆腐の話はいずれ又)

やがて郷土料理屋の開店時間になり、我々は1番乗り!
って、念には念を入れて予約しておいたのですがね。
さて、甲府市の郷土料理屋『奈良田本店』。内装とかBGMとか、ベッタベタの
「民芸調」で、正直僕も妻もそういうノリは嫌いなのだが、去年食った料理は
どれも美味くて、特にほうとうなんか、だから今年も期待の再訪となった。

今年の目標は、勿論!天然キノコ料理!!!
予約の際に入荷状況を確認して、食えることはまず間違いないことは判っては
いたが、自然相手やからねぇ?

でもっ!色々と食えました。
食ったものはというと・・・
普段、僕は食い物屋で写真は撮らないが、観光客なのでちょっと失礼して・・・

山のキノコおろし

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山のキノコ焼き

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焼きながら食うんだが

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これは火力はもっと強い方が、それも直火がええと思ったな。

山のキノコの天麩羅

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やっぱ、キノコって天麩羅が美味いんやなぁ。
うぅ~ん!良し!!

以上、どれもこれも知らないキノコばかりで、ちょっと名前を確認したかったの
だが、なんか店内は別室の団体様御一行の対応に大わらわ状態のようで。
それでもこの店では料理は比較的スムーズにタッタッタと出てくる。
オーダーは、ファミレスみたいに、注文取りのホール係の端末から厨房へ
伝えられるらしい。そうだよ。そういうのはどんどん取り入れればいいんだ。

コウタケの天麩羅

naradahonten_05.jpg

これは単独名で出ていたもので、そのことからも他のキノコよりは珍重されて
いることがわかるが、味わいも非常に印象的。
その香りは、うぅ~ん・・・墨汁というかなんというか、いや、とにかく独特の香りで、
その香り故に珍重されるそうなのだが、さぁ、僕はいったいどうしましょう?

他にも山のキノコ鍋と山のキノコほうとうも食ったが、写真はない。
どうも、僕は食い始めると写真を撮ることなんか次第にどうでもよくなる。
まぁ、写真を撮るために食ってる訳ではないのだから、どうでもええねんけど。

酒を飲んで、腹一杯になって、1マンちょい。高くはないな。
料理はストレートやし、味も良いし、量も少なくないし、何かと満足度は高い。
ベタベタの民芸調でも許せる。

でも、まだまだ食い足りないので、晩飯もここにすることにした。
全然わからない甲府の街で知らない店に飛び込むよりも、確実で安心な店に
入る方が観光客には安全やからね。予約を入れて店を後にする。

(続く)
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会津の関西人2008 最終回 SL『ばんえつ物語号』

だらだらと続けてきました「会津の関西人2008」も、今回で一応の最終回。
気がつけば、戻ってからはや3週間が過ぎ去ろうとしていたのであった・・・
いえ。ちょいと文化芸術創作活動に打ち込んでおりまして・・・


というわけで、最終日、会津バスの「こぶしライン号」で会津若松駅に
着いた我々。後は三島へ戻るだけ・・・
なのだが、会津若松から三島へ戻るルートには幾つかの選択肢がある。

まず、もっともスピーディーで単純なのが、磐越西線で郡山に出て、
東北新幹線・東海道新幹線を乗り継ぐ方法。無難だがつまらん。
次に、いちばん料金が安いのが会津鉄道に乗って会津田島へ行き、
野岩鉄道、東武鉄道と乗り継いで浅草。そして東海道新幹線で三島。
でも、帰りはサクッとスピーディーに帰らないとだれるからヤだ。

で、時刻表を色々見比べていたとき、丁度会津若松から新潟までSL
SL『ばんえつ物語号』(詳細はネット検索に委ねる)というのが当日に
運行されることを知り、まぁ、SLはこういう機会でもない限り乗る
こともないだろうし、観光行楽物見遊山のラストを飾るに相応しい~
ということで、新潟周りで戻ることにしたのだった。

ところで、SL、即ち蒸気機関車が廃止されたのはいつだったか?
調べてみると、本州から姿を消したのは1975年のことらしい。
確かに、僕が小学生の頃にはまだ走っていたのを覚えている。
実家の近くに国鉄の駅があり、SLが毎日停まっていて、それが早朝、
ぱぁ~っ!とか、ぴぃ~とか汽笛を鳴らすのを聞いたのを覚えている。
夏休みだったか、冬休みだったかの宿題に、SLを写生したのも。
だが、SLには一度も乗ったことがなかったのだった。
今、ちょっとネットで調べてみたんだけど、その当時、既に普段は
SLは貨物列車用で、客車を引くのは、臨時の所謂「イベント列車」
だけだったようだ。

というわけで、初めて乗ったSLの感想。

走り出しが印象的で、すぅ~とは動かずに、
「がたん、がっがっがっがっ・・・」って感じで加速していくのが印象的。
他は、そうやな、時々煙の臭いがするのね。って、当然か。
窓を開けると煙が。で、時々、顔に小さな粒々がチクチク当たるんだが、
石炭の粒なのかな?黒いの。

SLの走る速度は遅く、なんだかゆったりしている。
で、沿線ではちらほらと手をふっている人がいたりもする。


列車には展望車両もあったが、そこは小学生の坊ちゃん・嬢ちゃんで、
正に動物園状態!!とてもおっさんの入り込む余地はない。
だから決められた席でおとなしく過ごす。
そう。これは全席指定で、座席はボックス4人掛けが基本形。
混んでてよその人と一緒になったら気を遣って嫌やなぁ~とも思う
ところ、会津若松から新潟へ向かうSLは大抵空いているらしい。
そういう事前情報もあって新潟経由で帰る気になったのだが、
会津若松駅に来てみたら結構混んでる!やべっ!
と思ったのは杞憂で、乗り込んでみれば1ボックス1グループで
収まってた模様。

それから、会津若松から喜多方で下りた団体さんもかなりいて、
駅前に停まっていた観光バスでどこかに回送されるんだろうな?
まぁ、会津若松から喜多方まででもSLの乗車体験としては充分なの
かもしれない。
実際、僕だって次第に、SLに乗っている、いや、正確にはSLが牽引
している客車に乗っているんだが、その客車をSLが引っ張っている
ことも忘れ、要するに列車、乗り物、移動手段に過ぎないと、まぁ、
会津若松発射時の興奮も冷め、慣れてしまえばそんな感じだった。

それでも日が沈み、薄暗い客車内、クラシックな赤いシートに座って、
SLの汽笛を聞けば、気分は、そう、「私はメーテル・・・」とでも言い
ましょうか。ええかんじですなぁ~。
実際に口に出してしまい、妻が「はぁぁぁ???????」という
顔をしたのであります。
うっせぇ!わいはメーテルや!文句あっか??

途中で点検のためにSLが長く停まる駅があって、そこではやはり
撮影大会となっていた。

SL_01.jpg


SL_02.jpg

オコジョがマスコットキャラなんやな。

SL_03.jpg

この動輪周辺のメカニズム丸出しの感じが、男心をくすぐるというか、
少年心をくすぐるというか。まぁ、写生なら適当に誤魔化して書いた
筈だが。

途中駅の、これが

SL_04.jpg

すげぇ印象的だったな。この辺りから雨が降り出したのだった。

んで、やがて、列車は新潟駅に到着。
新幹線まで1時間しかないけれど、事前にネットで当たりを付けて
おいた駅の近くの寿司屋に飛び込んで
「地物を適当に、片っ端から握ってくれ!」と注文。
美味。ふたりで30個以上は食べたんやないかなぁ?それでも1万円
しなかったから満足で、今度は新潟・寿司行脚の旅というのもええな。

新潟駅からの新幹線は、指定は取れたが2階建てMAXの1階席だった。
MAXに乗ったのは初めてだったが、1階席って窓の外は塀しか見えん!!
新潟駅発射時にはスカスカだったのに、途中の越後湯沢駅から急に
混んでキツキツ!大柄な僕には3人掛けはきついわ。
しかも、座席と通路の間に段差があって、吹っ飛びかけたがな。
妻の上に降り注ぎそうになった。

やがて東京駅。新幹線で三島。タクシーで帰宅。

そんなこんなで終了。

あと、おまけ編で土産もんのことなどもentryすると思います。
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テーマ : 東北旅行
ジャンル : 旅行

天然キノコ

先月末の旅行中に買い求めて、帰宅した翌日に調理して食ったので、
全然タイムリーではないのですが、載せちゃいます。

と、いうわけで、
福島県の景勝地「塔のへつり」で買ってきた天然キノコ3種。

これは「沢もたし」って売ってたけど、標準和名は「ナラタケ」。
秋田に行ったときに買って帰った「さもだし」と同じでしょう。

sawamotashi_01.jpg

ちょっと
色が変わって汚くなったけど、まだ食えないことはない。

それから、ホウキタケと、あと、名前を忘れたよくわからんキノコ。

houkitake_01.jpg

シメジっぽいけど、何でしょ?

で、子細に観察してみると、ホウキタケには細かい穴が開いていて、
虫が入っている。まぁ、天然キノコにはほぼ確実に何らかの虫が
いるそうなので、下処理をネット検索すると、ぬるめの塩水に浸して
等と有益情報を得たので、それに従う。ネット検索万歳!

そいえば、10年以上は昔、デパートのイタリアンフェアで買い求めた
イタリア産の生ポルチーニにも、お客さんがボンジョルノだったわ。
みんな好きなんだなぁ~

シメジっぽいのは、虫害は無かったが砂まみれなので、水で1本
1本洗う。よく言われるのが、キノコの下処理には水を用いては
ならないということだが、無理。

simeji_01.jpg

栽培ものならいざ知らず、砂まみれ埃まみれ泥まみれおきゃくさん
こんにちはってのに、水を使っちゃダメって、それは無理です。
本場の三つ星レストランならいざ知らず・・・

で、どう料理して食ったかというと・・・

沢モタシは味噌汁

sawamotashi_00.jpg

・・・う~ん・・・地味だ。ま、これは普通に美味い。

ホウキタケは天麩羅

houkitake_00.jpg

これは最強でした。もっと食いたい。

シメジっぽいのはバター焼きで。

量少なっ!!!
simeji_00.jpg

どうでもいいけど少なすぎるぜ。
美味かったけど。小さいくせに香りが濃厚で。
前歯でサクサクサクって食ってるだけで終わっちゃった。

以上、あっけなく終了~

でも、やっぱ、口いっぱいに入れて、奥歯でかみしめて食わないと、
味なんてものは判らんのとちゃうかな?


そういえば、去年、山梨に11月に行って、天然キノコを食い損ねた
ことを思い出した我々。リベンジ熱が盛り上がってまいりました。


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テーマ : 美味しかった♪
ジャンル : グルメ

会津の関西人2008 5. 『こぶしライン号』でいく大内宿

なんか、行ってからかなり日にちを経てしまったのですが、それでも
尚、印象に残っていることこそが、銘記すべき旅の思い出ということで・・・

というわけで、2日目の会津若松市内巡りは、ちょっとやられつつも
大過なく終了し、『向瀧』に戻ったのは17時頃。

ん~でもこれって連泊のおいしさを最大限に活用したとは言えんな。
チェックインタイム前に、掃除したてのまっさらなお湯にざぶ~ん、と。
それこそ温泉宿連泊の醍醐味なのだが、まぁ、仕方あるまい。

で、その夜は普通に飯食って酒飲んで温泉入って、んで、寝ますた。

翌朝、チェックアウトは10時なのだが、1時間早く9時にチェックアウト。
目的は『こぶしライン号』に乗って観光地巡り。「塔のへつり」にも
「大内宿」にも一度行っているが、季節が違うので再訪しようというわけ。

で、この『こぶしライン号』というのは、「会津バス」が走らせている
観光路線バス。会津若松駅を出たバスが、東山温泉駅、芦ノ牧温泉、
湯野上温泉で順次客を乗せていき、その後は「塔のへつり」、「大内宿」を
まわり、「会津本郷焼(流紋窯)」、「会津漆器」の工房を経て、会津若松駅に
戻ってくるコース。それがたったの1,800円!(会津若松駅、東山温泉発)

これって会津若松から大内宿に行って戻ってくるなら、間違いなくお得。
なにしろ湯野上温泉駅から大内宿に行くには徒歩かタクシーしかないし、
タクシーは片道で3,000円位かかるんだから。

でも、このバスって、めっちゃ空いてた。
や、空いてたどころではない!
東山温泉には定刻にやってきたバスには運転手だけ~。
で、東山温泉から乗り込んだのは我々の他には2人連れが一組。
芦ノ牧温泉、湯野上温泉からの乗客はなく、結局総勢2組4人の貸し切り!

空いてるのはいいんやけど、これって経営的にはヤバイんとちゃうん?
これは、もっと宣伝せなあかんと思うぞ。会津バスのHPの隅でちょろっと
載せてるだけやん。僕らはそれを偶々見つけたから利用できただけやし。
もっとアナウンスせんかったらあかんやろ。温泉にもポスター貼るとか、
チラシ置くとか。もっと上手に宣伝したら流行ると思うんやけどなぁ。
観光客は大内宿に行きたがるんやから。

だから、このblogでも宣伝しときます。詳しくは会津バスのHPへGO!

因みに、この『こぶしライン号』って、

kobushilinegou.jpg

車体は単なる路線バスのそれで、がたごと揺れます。
予約制ではないので、満員やったらどうするんやろ?
まさか立って・・・
まぁ、そんな事態にはならないだろうと、バス会社が思ってるのかな?

で、『こぶしライン号』で行った初秋の「塔のへつり」。

tounohetsuri_2008.jpg

季節が違うと雰囲気が違うね。
土産物屋にも活気がある。2月に行ったときには人気(ひとけ)がなかったし。

土産物屋では、なんと!天然キノコが売られていたのでGET!
バスから見えた駐車場ではキノコの露店が出ていた。
東北の秋はキノコなんやねぇ。
毎年、キノコ狩りで道迷いに転落、滑落、熊に襲われたってニュースを耳に
するが、それでも東北の人は秋になると血が騒ぐのかもしれん。
羨ましい。
ここいらでも、富士山一帯では天然キノコが採れるらしいが、キノコは怖い。
自分ではよぉ採りません。興味はあるけど。誰かに指南してもらいたい。

次はご存じ!「大内宿」

大内宿には自家用車では入れないようで、手前の駐車場利用せねばならない
ようなのだが、その駐車場待ち車列でしばらくバスは立ち往生。
やがてバスが動き出すと、バスは大内宿の入り口を迂回して裏手へ回った。
大きな駐車場のある蕎麦屋の前にバスは停車。
で、そこで降車して運転手さんの誘導で裏手から大内宿に入った。

再訪した大内宿は

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人がいっぱい!!!

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お約束のアングルですな。

大内宿の滞在時間は80分とされていたので、昼飯を食うことが出来る。
我々が初めて来たのは2月で、そのときには人があまりなくて、茅葺き屋根の
土産物屋、食い物屋も殆ど閉まっていたのだが、今回は大盛況である。
だが、
旧街道沿いの茅葺き屋根の食堂・土産物屋・・・という前提条件は同じ筈なのに、
やはり商売の才覚の差というものはあるようで、大繁盛している処もあれば、
暇そうな処もある。それが、自由競争だよ。
でも、僕にはひねくれたところがあるので、全然流行っていないところで
「栃餅」を買ったら、それが大変美味かった。
だが、屋号を確認しなかったので、もう一度買い求められるかどうかは不明。
ほんと。流行る/流行らないって、神秘というか、不可解というか・・・

まぁ、しかし、経験上、流行ってる店には流行ってる理由があるし、客の
いない店にはやはりそれなりの理由がある。
そういえば、よく「汚い店の方が美味い」とかいって、僕も若い頃はそれを
信じて、敢えてそんな店に入ったこともあった。が、そこで得た結論は、
十中八九、汚い店はダメ!汚いし、不味いし、店主に活気はないし・・・
なんか、生気を奪われそうな感じの処もあったし。
ましてや、観光地では尚更のことで、やっぱ観光客的には、それなりに
流行っていそうな店に入るのが無難といえば無難。

と、いうわけで、呼び込みのおばちゃんの威勢の良い『山形屋』という
食事処に入る。
店内ではおばちゃんが蕎麦を打っていた。

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はっきり言って、脱サラ・作務衣系の蘊蓄先行蕎麦屋よりも上手で美味い
のとちゃいますか?

食ったのは岩魚蕎麦

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岩魚の燻製(?)を煮込んだつゆの温かい蕎麦。これは美味。

店内ではおっちゃんとおばちゃんが交互に蕎麦を打ち続ける。

蕎麦が食えない妻は栃餅(写真無し)と天麩羅の盛り合わせ。

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天麩羅は予想以上に上手く揚がっていて、「へぇ~俺より上手や!!」
って、カネ取ってるんやからアタリマエか。
盛り合わせの中に謎の物体が入っておりまして、なんか、キノコかなぁ?
とかぶりついたら、会津名物「まんじゅうの天麩羅」でした。
油気とあんこの出会い。おいしいにきまってるやん!

それから、

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会津郷土料理「こづゆ」
これはちょっと山菜風味が強いのかな?
ま、これは家庭や店によって異なるのが当然らしい。

ここはただの観光蕎麦屋だと思ってたけど、結構美味しかった。
満足。
でも、ぱっ!と即決して食いに入って良かったぜ。出る頃には結構
混んでいたから。バスの時間があるから、やきもきしちまうぜ。
因みに、去年入った『三澤屋』は大混雑で、1時間待ちだったそうな・・・

大内宿には、また冬に来たい。今度は東北の本気の冬の時に。

大内宿を出たバスは、来た道を戻らずに奥へ奥へ。
「大内ダム」というダムの傍を通って会津本郷へ向かう。
この道って舗装も良くて快適なのにがらがらに空いていた。
(大内宿観光の渋滞回避の抜け道らしい)
途中、路傍「入山禁止」の立て看を何枚も見たが、きっと
キノコ関係なんだろうな。

途中でバスから降りて「下野街道」という旧街道の一部分を歩く。

shimonokaidou_01.jpg

丁度、東海道の旧道みたいに、一部が整備されているのだった。

shimonokaidou_02.jpg

でも、どうせなら、大内宿から街まで歩いてみたい気がした。

やがてバスは「会津本郷焼」の窯元と、「会津塗」の工房を経て
会津若松駅には14時過ぎに到着。

ところで、途中の窯元と工房。
僕たち夫婦は、ちょっとだけだが、焼き物と漆器には小うるさいことを
言いたがる傾向があって、観光コースの観光客相手のとこやしなぁ~とか
思っていたのだが(失礼!!)、どうしてどうして。
ちょっと買って帰りました。これも嬉しい誤算。

あぁ~ほんまにお得な1,800円やったなぁ。これは値打ちがあります。

(もうすこし続く)
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黒胡麻汁粉

「会津の関西人」の続きはまた明日ということにさせていただき、
本日は久しぶりに作ったおやつのことを・・・

ということで、「黒胡麻汁粉」というものを初めて作った。

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この漆黒の食い物。はっきり言って絶品です。
こってりしているようで、実はさらりとしていて、
さらりとしてはいるが、実は味わいに奥行きがあり・・・

黒胡麻と砂糖と水だけで、どうしてここまで美味いの?って感じ。
京の老舗も裸足で逃げ出す・・・かどうかは知らんが、美味いです。

このレシピを知ったのは、『暮らしの手帖』の60周年記念号
『昭和の味』に掲載されていた平塚らいてうのエッセイで。
元は昭和24年の4号に掲載されていたものを再掲したものだそうな。

作り方はきわめて簡単。原文ママで写すわけにはいかないが、
要するに、煎った黒胡麻をすり鉢でペースト状になるまですり、
ぬるま湯で伸ばして鍋に移して火にかけて、砂糖で甘くする。

以上。ほんと、これだけ。
原文は、もうすこし丁寧だが、でも、要するにこれだけ。

で、こんな感じで作った。

黒胡麻を・・・

kurogoma_shiruko_01.jpg

煎ってからすり鉢に入れて・・・
kurogoma_shiruko_02.jpg

すりこぎでする。

kurogoma_shiruko_03.jpg

最初はこんな感じだが、更にすり続けると、やがて固まりだして
ちょっと重くなる。それでも尚、更にすりつづけると、油が滲んで
きて、手応えも軽くなってくる。
要するに、胡麻豆腐を作るときと同じです。徹底的にすること。
(みなさんは胡麻豆腐を胡麻から作ったことはありますか?)

kurogoma_shiruko_04.jpg

大体、そうやね、僕が下手くそやからなんやろうけど、こうなるのに
すり始めてから40分位かかったわ。黒胡麻ペーストなんかを使ったら、
簡単に出来るんやろうけど、味はどうなんかな?知らんけど。

後は、これをぬるま湯で伸ばして鍋に入れて火にかけて、砂糖を加えて
好みの甘さにする。加える水の量?たくさん入れたら味が薄くなって
汁は軽くなるし、少なかったら重く濃厚になります。どちらが好きか?
の問題なのであって、それだけのこと。
因みに、ぜんざい、お汁粉って、塩を入れると甘さがくどくなるので、
僕は好かん。砂糖だけでええの。


さて、平塚らいてうによると、つきたての餅をそのまま入れるのが
最高ということだが、確かに美味そうだ。反対に、焼いた餅はお勧め
できないということだが、なるほど、その点も納得できる。たぶん、
味わい的に適合的ではない。
というわけで、で、今回は柔らかく作った白玉だんごを入れてみた。

kurogoma_shiruko_00_2.jpg

色、よし!味、良し!うぅ~ん、良し!

以上、黒胡麻汁粉。材料は黒胡麻、砂糖、白玉粉、水。

ところで、試しに黒胡麻汁粉でネット検索をかけてみると、結構、
レシピが転がっているんやね。要するに、たいして珍しくもなんとも
ないってことやな。
まぁ、昭和24年に雑誌に載ってる位なんやから、当然といえば当然か。
でも、平塚らいてうは、何で知ったんやろ?まぁ、どうでもええけど。

と、いうわけで、「黒胡麻汁粉」。
久々の大ヒットで、妻からも大絶賛を賜りました。

簡単で美味しいのでオススメできます。正直、手間はかかりますが。

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テーマ : 手作りお菓子
ジャンル : グルメ

会津の関西人2008 4. 会津若松市内観光

翌日、会津若松の市内観光。
前回、中に入る余裕の無かった若松城へ行った。

バス停から城門に至るアプローチには・・・

wakamatsu2008_loveho.jpg

なんでここにこんなもんがあるの?謎。

wakamatsu2008_shiro.jpg

城の中では、なにやら企画展をやっていたのだが、
よく覚えてはいない。ただ、日本刀を色々と見れた
のはよかった。

天守閣の最上層からは、会津若松の街が一望できた
のだが、紅葉にはまだ早く、雪景色というわけでも
なく、天気もいまひとつで磐梯山も見えなかった。
あの、巨大人型建造物は見えていたが、嬉しくない。

若松城の入場券は、なんたらかんたらという茶室の
見学券も一緒になっているので見に行ったのだが・・・

なぁ~んか、
周りは柵で囲ってあって、それを越えると警報機が
作動しますだなんて警告してあって、興ざめですな。
無粋です。
そんなに言うんやったら、縁の下の手入れもしなさい。

城を見た後は、近くにある観光土産物屋に寄ると、

wakamatsu2008_jumboakabee.jpg

うほっ!でかぁ~い!!


そして、巡回バスに乗って七日町方面へ昼飯を食いに出た。

wakamatsu2008_akabee.jpg

巡回バスは「あかべぇ」だぜ。
でも、内装はフツーで、どうせならいっそのこと
中も赤くぬってあかべぇをちりばめたらええのに。

さて、七日町。たぶん、会津若松観光の拠点で、
観光客向けの土産物屋、食事処が集まっている。
今回、昼飯にと、超有名店は敢えて外して選んで
おいた某店。ネットの評判も悪くはなかったし、
実際、料理も普通で悪くはなかったのだが・・・

今回は文章ばかりがやたら長いので・・・

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テーマ : 東北旅行
ジャンル : 旅行

参宮あわび

『参宮あわび』というのを頂戴した。

sanguuawabi_01.jpg

甲州にも「煮貝」というのがあるが、これは名が示すように
伊勢のもの。要するに、アワビの炊いたん!!

sanguuawabi_00.jpg

アワビだぜ!黙して食うべし!
うぅぅ~ん。缶詰的なものにしてはなかなか美味。
特に僕は縁のヒレヒレしたところが柔らかくて好き。
妻は芯のところがいいんだって。

でも、食ってからネットで調べて驚いた!
え”~、これってそんなにするの!!!???

自腹ではよぉ~買いません・・・
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会津の関西人 3. 東山温泉『向瀧』

喜多方からJRではなくバスで会津若松に向かったのは、
それは磐越西線の列車の本数が少なかったからであり、
また、知らない土地をバスで移動するのも楽しいから
でもある。

バスは喜多方の市街地を抜けて郊外へ。田園風景が
広がる。車窓から外を眺めていると、或る看板が見えた。
なんか、「湯川村」がどうたらこうたら。道路沿いに
よくある「ようこそ○○へ」の類なんだが、え????
こんな平坦な土地で喜多方と会津若松に挟まれた村?
村っていうのは、フツーは山奥とかの僻地にあるもん
ちゃうのん?・・・という思いこみが僕にはあるので、
ものすごく印象深く、帰って調べてみると、なんと!
正真正銘の村。平成の大合併でも生き残り、福島県
最小の自治体となったそうな。へぇ~

そんなこんなで、やがてバスは会津若松駅に到着。
投宿予定地は東山温泉なので、駅からバスかタクシーを
利用するのだが、丁度、下りた目の前に市内循環の
観光バスが停まっていたので、飛び乗るとすぐに発車。
超ラッキーであった・・・

やがてバスは東山温泉駅に到着。
利用したのは『向瀧』

mukaitaki_01.jpg

去年、泊まってみて気に入ったので再訪となった。
今回は2泊。ふふふ。連泊だぜ。ゆっくりできる。

去年と同じように、橋を渡ると宿の若い衆がたぁ~と
走ってきて荷物を持ってくれる。

後は温泉三昧。

『向瀧』には、男女別の大浴場がそれぞれ2カ所ずつと、
貸し切りの家族風呂が3カ所あり、宿泊客は散らばるのか、
僕は男湯では他の宿泊客と遭遇することはなかったのだが、
妻によると、女湯では他の客と一緒になることが多かった
らしい。やはり、女性に人気のある宿なのかしらん?

尚、この宿は脱衣場にバスタオルが備え付けられていて、
いつでも乾いたのが使えて、すごくすごく良い。

ところで、今回は風呂付きの部屋が取れたのだった。

mukaitaki_heyayu_01.jpg

かなり古ぼけた、何ともクラシックなタイル敷きの、
畳半畳分も無いような小さな浴槽で、大柄な僕には
正直狭かったのだが、気兼ねなく容赦なく利用できる
のがいい。

部屋湯も源泉掛け流しで、湯が流れっぱなしの贅沢さ。

mukaitaki_heyayu_02.jpg

析出物で蛇口がアルマジロのようになってる!

晩飯は、去年と似たようなものだが、地味だが美味い。
特にこれ。

mukaitaki_02.jpg


鯉の炊いたんやけど、美味しいねぇ。
上手に美味しく炊けている。
(って、まぁ、プロの料理は当然そうでなくては困る。)
特に肝・はらわたの類が珍味で、酒によくあう。

鯉を嫌った妻には棒鱈の炊いたんが出てきたが、

mukaitaki_03.jpg

これも美味しく炊いてあった。骨まで柔らかく炊けていても、
身は缶詰の様にはなっておらず美味。

こういう料理さえあれば、トコブシと間違うようなアワビも、
ザリガニみたいな伊勢エビも要らない。

オプションで注文した田楽も、ここでは上品なこと。

mukaitaki_04.jpg

翌日は、若松市内観光だったが、あぁ~ちょっとやられたぁ~

(つづく)


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