伊豆の関西人 『割烹 政』

関西出身、箱根西麓在住主夫の料理日記。

富士竹類植物園

「クレマチスの丘」から歩いて帰ろうというのには、
何か特別な理由があるわけではない。が、最近ちょっと運動不足と
いうことは、ある。
もっとも、僕は市営体育館のトレーニング室通いは継続していて、
ベンチは130kgまで挙がるようになったが、持久系はさっぱり・・・
今年は夫婦で富士山に登るつもりでいるので、二人ともぼちぼち
持久系のリハビリもしておきませんと・・・

で、来た道を帰るのは面白くないので、裏道を適当に歩いて行くと、
なにやら食品加工工場が集まった区画の裏に出て、もっと行くと
東名高速の上を陸橋で渡り、ちょっと東に寄りすぎたかな?と、
進路を西にとって、また適当に。
あれ、こっちは行き止まりっぽいぞ?と道なりに進むと、
あれ、また東名を越えてしまったぞ!こ、これは戻ってる!?

と、そのときに現れたのが「富士竹類植物園」の正門だった。

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この植物園の存在は知っていたし、クレマチスの丘行きのシャトル
バスからも案内の看板を何度も目にしていたが、来たのは初めて。
まさか、こんなに離れたところにあるとは!
ま、こんな機会でもなければ来ることもないだろうから、
ということで、ちょっと見学に・・・

敷地内には世界中の竹製品を集めた資料館があり、

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広い庭は竹、竹、竹・・・

変な節の竹とか、

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デフォが黄色い竹とか、

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デフォで縦縞模様の竹とか、

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色々、様々な竹、竹、竹・・・

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なんとまぁ、竹にはこんなにも種類があるものかと驚き、
自分は竹のことを何も知らなかったのだということを知った。

竹マニアにはたまらない場所に違いない。


植物園には1時間ほど滞在して、あとは普通に歩いて帰宅。
途中、『WELL-D』という商業施設で日常的な買い物をして、
それから『EAU ROUGE』でチョコを買って帰った。

この『EAU ROUGE』というのは、当地にしては極めて珍しい
ショコラティェ、要するにチョコレート専門店。
僕の記憶が確かなら天城湯ヶ島にあった和菓子屋のご子息が
オーナーシェフだったはず。
いつも10種類くらいの異なるフレーバーのトリュフタイプの
チョコがある。ここのチョコのフレーバーは控えめです。

でも、出来たときはこんなとこでチョコだけって、そんなんで
やっていけるんやろかと、大きなお世話!!なことも思ったが、
ところがどっこい盛業中。

僕が越してきて、2、3年目くらいから飲食関係に若いオーナー
さんのお店が増えてきて、それが凄く元気がある。何度も行ける
お店が出来て、僕は凄く嬉しい。

帰ってからカシミールで歩いた行程をトレースしてみたら、
歩行距離はたったの13km!!すごく不満!!!

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ドウマンガニ

さて、『掛川花鳥園』を出た後、我々は在来線で浜松へ。
掛川まで来れば浜松はずっと近いし、折も折、ちょうど
美術館では「石田徹也展」をやっていたし、ついでに
浜松で晩飯食って帰ろうぜ!ということになったのだった。

で、美術館へは閉館1時間前に突入。
あの代表作のヒコーキは、やっぱ羽根のマークが秀逸で、
実物が見れてよかった。

絵画の感想を文章にすることには不慣れなので感想文は無し、ね。
でも、展示されていた創作ノートを読んでみると、へぇ〜意外。
考えて描いていたんだなぁ〜と。
僕はああいう絵は直感とノリで描いているものだと思っていた。

で、あとは晩飯を食いに。アテはあった。
「花博」の時に浜松で合流した母と妹と一緒に4人で入った
『さわしょう』という和食処というか、ま、割烹やね。
そこで食ったものがみんな美味かったので、再訪した訳。

ちょっと場所を迷ったけれど、無事に到達。
で、食ったもの色々。
観光客だから、お写真撮っちゃった!
それにテーブル席だったしね。

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まず、刺身盛り合わせ。
白身は平目、赤身はヨコワでいいのかな?
特にトリ貝が肉厚で素晴らしい!!


そして、ドーマンガニ!!
ああ!!!どーまんがに!!
浜松の花博の時に、泊まったホテルの観光案内冊子で
ドーマンガニを知って以来、ずっとずっと、ずぅ〜っと
食いたかったドーマンガニ!!!
お品書きにあったからいきなり注文!

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ちょっと小ぶりだけど、これくらいが美味しいでしょうと。
さて、その味は!!??
ん〜予想通りというか、ヅガニ系の味やね、これは。
海のカニ、ズワイやタラバではなくて、ヅガニ、上海蟹系の味。
で、カニ味噌が濃厚で美味い。これも川ガニ系って感じ。
味が濃いので、小さくてもかなり満足。美味かったです。

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残骸〜

ほかに、女将さんオススメの浜名湖のマキエビの素揚げ。

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殻が香ばしくあがっていて、身はあまく何とも言えん美味しさ
だったので、

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お代わりした。


あと、分厚い身の太刀魚の塩焼きに、エビしんじょ揚げを食い、
ビールと冷酒。1マン5セン円程度。ほぼ予想通りの御代。

お店の御料理はどれも教科書的というか、直球ストレート系。
そう。和食屋さんは、こういうのがいいんです。僕にはね。
時価とかあるけど、まぁ、バカ食いバカ飲みしなければ常識的な
範囲内に収まるでしょう。美味しいものをちょっとって感じで。
女将さんも上品やし。浜松に寄ったら、また行きたいお店です。

ああ、でも、今度はモチガツオが食いたいなぁ、一度。
食いたいものばかりでどうしようもない。

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掛川花鳥園

小学生時代に鳥類図鑑で初めて知って以来、オオハシという鳥に憧れていた。
意味不明なまでに大きなオレンジ色のくちばしと、大胆且つシンプルな配色。
きょとんとした丸くて真っ黒な目。
あのオオハシがキョトキョト動く様を間近に見たいと、ずっと思っていた。

それが掛川にある『掛川花鳥園』にいるということを何年か前に知って、
いつか屹度訪ねてみようと思っていたのだが、漸く願いが叶ったのだった。

って、まぁ、掛川は帰省時には必ず通る駅なので、ついでに立ち寄ろうと
思えば出来ないこともなかったのだが、盆暮れ正月、何かと気ぜわしい。

で、なんやかんやで『掛川花鳥園』
憧れのオオハシを求めていざ!!と温室を突き進んでいくと

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いたぁっ!!!

いきなり目の前に登場!!!

で、こいつら、餌のリンゴ(1カップ100円)を持っていると、
腕に乗ってくるんです。

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あぁ〜もぉっ!!!可愛いな!このやろう!!!!!!

大きなくちばしで器用にリンゴの切れ端をつかむと、ひょいと喉に放り込む。

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目の前で!!ああっ!!

この目の周りの青なんて、どうよ、これ?

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妻の首筋に食い込む爪〜

予想通り、期待通り、憧れていた通りに、オオハシ(オニオオハシ)って
なんて綺麗で可愛い鳥なんだろうと、そりゃぁもう大歓喜ですよ。

他の温室にはインコがいっぱいいて、

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餌のカップを持っているとたかられる。

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一触即発ですな。この緑色って、すげぇ気が強かった。

一口にインコといっても種類によって性格が全然ちがうようで、こいつ

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この「アケボノインコ」というやつは極めておとなしくおしとやかで、
リンゴを食うのも極めて上品。もし、飼うならこいつがいいな。

餌のカップを手にした途端に集団で突進してきて頭に肩に腕にとまって
ぎゃぁぎゃぁ騒ぐ黄色い奴らとは大違いなのだった。
いや、でも、あの黄色い奴らもあれはあれで可愛いんだが。


フクロウ・ミミズクのコーナーでは

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こんなのを目の前で見ることが出来た。

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なんて綺麗な目。
僕は猛禽類も大好きなんですよ。可愛いから。

ああ〜また行きたい!

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真鶴でウミウシ

どうも。風邪ひいて寝込んでます。

ところで、前の休日に妻とふたりで真鶴へ遊びに行きました。
目的は、ズバリ!ウミウシ!!

ウミウシ、特にアオウミウシは子供の頃から憧れの的でして、
いつかこの目でホンマモンを見たいと思いながらも叶うことなく
齢四十を過ぎ・・・

んで、どうやらウミウシというのは春先がいちばん見つけやすい
シーズンらしいということで、運が良ければ真鶴の潮だまりにも
いるんじゃなかろうかということで、電車でgo!してきました。

真鶴の駅から海岸まではちょっと距離があって、バスも走って
いるのですが、駅からは下りなので歩いても大したことはない。
途中の小学校前のバス停の所から階段を降りて坂道を下る。
それが港への近道。

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海や〜


とりあえず昼飯を食うべく、飯屋を物色。
真鶴の魚市場の所には磯料理屋が数軒かたまっているのだが、
その日はある一軒が大盛況だった。というのも、2月にTVで紹介
されたらしい。旅とグルメのお気楽番組で。ずっと前に来たときは
その隣の店が大盛況で、やはりそのときもTVの影響だった覚えがある。
でも、空いていた。

で、僕達は並ぶのは嫌いだし、3度目の『かわはぎ』へ。
刺身定食と煮魚定食を食う。

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この刺身定食は1,200円だが、非常に満足度が高い。
これに、イカの塩辛と小鉢と味噌汁と飯がつく。
(でも、1,200円のは店の外のメニューにしか載って
なかったみたいな。)

それから煮魚は、嬉しいことにあら炊きで、

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とても僕には炊けない容赦のない思い切った味付けで、こういうのも
美味いなと。

僕は真鶴が好きで、今まで何度も来て、磯料理屋も何軒か回ったが、
やっぱここがトータルでいちばん満足度が高いかもしれん。

飯の後は、いざ!ウミウシ探しに出発!!

真鶴の魚市場を通り過ぎてなおも進むと防波堤があり、その外は
ずっとずっと岩場が続いている。丁度その日のその時間は干潮で、
あちらこちらに潮だまりができていた。

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履き物を磯靴に履き替えて潮だまりをのぞき込みつつ移動。

ん〜いない〜

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ヒトデならゴロゴロいるけど〜


と、そのとき!!
うおっ!あれはもしや!!!

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アメフラシが出たっ!!

実はアメフラシを見たのもこれが初めてだったのです。
でも、妻には感動がないようで・・・何度も見たことがあるって。

しかし・・・
この後すぐに初めてのアメフラシの感動は、すぐに陳腐化した。
だって、あちらこちらにゴロゴロいるんですもの。

でも、アメフラシって可愛い。

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頭をうねうねふりながらのらりくらり動く姿がなんとも言えん。

それにしても、まだウミウシは見つからない。
ほんまにいるんか?
と、そのとき、妻に呼ばれたので行ってみると・・・

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いました!!正にアオウミウシ!!これぞアオウミウシ!!!


初めて見たアオウミウシは、本当に青色に黄色のストライプと
オレンジ色の触角と、お尻に小さな花びらのような鰓があり、
なぜ、このような色彩の生物がいるのかと。ほんま、なにが
どうなってこんなことになっているのやら・・・
ああ、すごい。

もう1匹、妻が見つけた。
こちらの方が撮影条件が良かったみたい。

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これ、水面から海中を撮っただけやけど、なかなか綺麗に
撮れたと思う。晴天で風もなかったしね。ラッキーやった。
でも、随分と小さいんやね。思ってたよりずっと小さい。


1時間半ほど探し回った結果は、妻が見つけたアオウミウシ
2匹のみで、他の赤やら緑やらのウミウシは見つけることが
出来なかった、けど、アオウミウシが見れたからいいや。

その後、在来線で横浜へ行きますた。
中華街で食材購入と晩飯食う為に。

秋田の関西人2009 7. 田沢湖の『ORAE』

まだ続けます。使えるネタは徹底的に使おう!!

2日目の『駒ヶ岳温泉』。
連泊したら翌日の昼飯が問題になるのだが、山の中だと
その問題は更に深刻さを増す。一応、『駒ヶ岳温泉』には
食事処として『そば五郎』という蕎麦屋があるのだが、
文字通りの蕎麦屋で、非蕎麦メニューがない。
妻は蕎麦が食えないので、外に食いに行くしかないのだが、
選択肢はあまりない。
『山の宿』まで行ければ囲炉裏端で山の芋鍋でも食うのだが、
ちょっと歩いていける距離でなし、田沢湖の駅前に戻っても、
特にアテがあるわけで無し・・・
と、いうことで、結局今年も田沢湖畔の『ORAE』に決定。

バス停まではそれなりの距離を歩くことになる。
そのまえに・・・

駒ヶ岳温泉のすぐ手前に『友情の滝』という滝があるので
ちょっと見物していく。

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雪をかき分けかき分け進んでいくと。

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こんな感じ。

バス道まででると、バスの時間まではまだ間があるので、

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次のバス停まで歩くことにした。

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バス停間の間隔の感覚が、街と田舎では違うということに
多少の錯誤があり、次のバス停がなかなか無いのにちょっと
焦ってしまったが、無事バスに乗って田沢湖畔に到着。

これ、

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ちょっと笑えるでしょ?

集団越冬中の白鳥たち

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田沢湖畔のバス停から徒歩15分位で『ORAE』に到着。
ここは地ビールレストラン。
ビールも美味いし、料理もまずまず。
それになんといっても、

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この窓からの景色が素晴らしいと思う。

今年もこの窓辺に座れたことが嬉しい。
人気(ひとけ)のない厳冬期の湖畔のリゾート。
なんかいいでしょ。ドラマが生まれそうじゃん!!

欲望のままに手当たりしだいに飲み食いすると、それなりの
お値段になってしまうんやけど、

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これはアイデアやね。

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「きりたんぽドッグ」きりたんぽの中に具材を詰めたもの。
ライスバーガーみたいなもんやけど、これは、おもろい。

湖畔を歩き、バス停へ戻る。

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予想していた通りに、やって来たバスは混んでいた。
乳頭温泉郷のチェックインに最適な時間やったからね。
田沢湖駅から乳頭温泉行きのバスは、昔の観光バスタイプの
車両で補助席が付いている。カーブが多いからなんだろうけど、
あれってきっちり定員しか乗れへんのやろうから、あふれたら
どうするんやろ?それに途中で降りるのとか、もう大変!!!

ほんま、あのバスだけは、どないかして欲しいわ。

(続く)

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秋田の関西人2009 6. 駒ヶ岳温泉

旅行において、宿泊先の選択というものは実に、実に重要で、
常に悩ましい問題である。温泉宿となると、温泉と食事との
両方を考慮しなくてはならないから、更に悩ましい。
唯単に、地方の名物を食いに行こうという食い道楽の旅ならば、
適当なビジネスホテルや、シティホテルの格安プランを使って、
食事は外で好きなものを食えばいいのだが、山間部の温泉宿と
なると1泊2食付きで、他に逃げ場がない。
だから尚更、選択には悩まされるのだが、今はネット検索で
「口コミ」やらブログを読むことも出来る。
が、設備・料理・接客に対する評価というものは個人差が必ず
つきまとうので、あくまで参考程度にしかならない。結局、
最後は「直感」ということになるのだろうか。
だから、1度利用してみて、そこが良かったのならば再訪という
のも、ましてや伊豆から遠い北東北ならば尚更、当然の選択肢の
ひとつであろう。

というわけで、
去年泊まった鶴の湯別館『山の宿』が良かったので、今年も!
とTRYしてみると、残念ながら・・・
ふと思うところがあり『駒ヶ岳温泉』について調べてみると、
結構良さそうなので電話してみると2泊で取れたのだった。

実はこの『駒ヶ岳温泉』は『鶴の湯』の系列で、『鶴の湯』の
社長の息子さんがやっている温泉宿なのだそうな。
『鶴の湯』と鶴の湯別館『山の宿』にはそれぞれ1回ずつ宿泊
したことがあり、利用感は共に満足のいくものだったので、
「安心の鶴の湯ブランド」って感じで、いきなりの2連泊。

結果、温泉も料理も、充分に満足のいくものだった。

温泉は日帰り入浴が19:00までで、早い時間には浴室が混む
こともあったが、温泉自体は実にいい。
充分に広い浴槽には源泉がざんざん注ぎ込まれていて、身を
浸すと舞い上がる白い湯の花。

特筆すべきは宿泊客専用の貸し切り露天風呂。

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貸し切り露天の浴槽は沢に面して2つあって、広い。

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3m×3m位の大きさで、大柄な僕でも窮屈にならない。

ここは利用時には中から鍵を掛けて使う方式。
これって要するに早い者勝ちだけど、温泉の中には貸し切り
露天で時間制で要予約でしかもン千円ってところもあるので、
まぁ、いいんじゃない、これで。

料理も美味しい。量も適当。多過ぎず、少なくもなし。

仕事が丁寧で、『鶴の湯』、『山の宿』に比べてここが
いちばん料理屋っぽい料理と言えるかもしれない。

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名物の「山の芋鍋」も美味いが、特に美味しかったのは
鱈の蒸し物。

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こういう温泉宿っぽいというか、料理屋っぽい料理が出る。
が、見てくれだけでなく味も良い。これは期待以上。

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漬け物の盛りつけも綺麗だった。

ところで、実はこの宿。
宿泊客は1日1回午後8時に『鶴の湯』までの送迎がある
みたいで、希望の有無を聞かれたが、混むのは判って
いるので両日ともパス。
それよか空いたこちらの露天風呂に入っている方がいいや。


今回は、初めて希望通りの雪見露天が叶ってラッキー。
今年は雪が少ないそうで、秋田の本気の冬を体験したとは
いえないのだろうが…

(あと2回くらい続くかもしれないが、よくわからない)

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秋田の関西人2009 5. 田沢湖周遊タクシー

『道の駅阿仁』を後にして、比立内駅から内陸線に乗り込んだ
我々が次に降りたのは松葉駅だった。

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田沢湖の東側にある『駒ヶ岳温泉』に投宿するためである。

ところで、水沢温泉郷や乳頭温泉郷へのアクセスは、田沢湖駅から
バス・タクシー等を使うのが一般的だろう。そして確かに我々も
前回、前々回とも、田沢湖駅からバスを使って温泉郷入りした。
だが、今回、特に秋田内陸縦貫鉄道の松葉駅で降りたその理由は、
「田沢湖周遊タクシー」の存在を知ったからである。

今回、僕も最初は森吉山で樹氷を見た後は内陸線で角館まで戻り、
バスなりJRを使って田沢湖駅まで行って、そこからまたバスで・・・
というルートを考えていたのだが、それだと温泉到着が遅くなる。
道の駅に寄っていると更に遅くなり、ああ、道の駅に寄るのは
断念せざるを得ないのかと思っていたところ、ネットを徘徊中に
ふと目にした「田沢湖周遊タクシー」の案内。

詳しくはでネット検索すればpdfファイルの案内がすぐにみつかる
でしょうが、これも所謂「乗合タクシー」で、内陸線の松葉駅から
田沢湖畔を通って水沢温泉郷〜高原温泉郷〜乳頭温泉郷まで運んで
くれる。しかも乗合タクシーだから価格は格安。運行は2名からで
事前に予約が必要だが、角館を回っていくよりも安いし速いので、
これはもう利用するしかない!
田沢湖駅から乳頭温泉行きのバスって、過去2回の経験から、
あれは結構混むんで、出来れば乗りたくないなぁと思っても
いたのだった。
地図を見れば、松葉駅の東の山をちょっと越えるとすぐに田沢湖
なんだね。雪国って道路の除雪が行き届いているので、クルマさえ
あれば、そりゃここから山を越えるでしょう!って感じ。

という訳で、
田沢湖周遊タクシーのおかげで、樹氷見物の後に道の駅に行き、
余裕で投宿先の『駒ヶ岳温泉』に行くことができたのでした。
こんな便利な乗合タクシー、観光客はどんどん使おう!
だって、僕が次に行く時にも存続していて欲しいもんね〜

で、かなり楽〜に『駒ヶ岳温泉』に到着。
で、とにかく温泉!ってんで、貸し切り露天へ直行!!

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(続く)

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秋田の関西人2009 4. 道の駅阿仁・またたび館

阿仁合駅で列車を待つ間の風景

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これやわ〜
こういう風景を求めて冬の北東北に行くんだ。
満足、満足。

さて、列車に乗って向かう先は比立内(ひたちない)駅。

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こういうのに

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いちいち反応してしまう僕。
その危険性について、まるでリアリティを感じることが出来ない。

で、どうして比立内駅で降りたかというと、道の駅に行く為。
「道の駅」は観光旅行の訪問先としては無視できない存在です
からね。正確には道の駅に併設されたご当地の物産館が目当て
なのですが。

しかし、「道の駅」というのは、クルマの為に作られた施設で、
僕達のように観光旅行に自動車を用いない旅行者には訪れ難い
場所にあることもしばしば。
まぁ、それでも、路線バスを使って近くまで行って歩くとか
いう方法で行ったこともありましたが(『道の駅 ひない』とか)、
今回訪れた『道の駅 阿仁』は、比立内の駅からすぐ近く。

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普通に歩いて10分かからない距離にありました。

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この、激しく雪が寄せられているところが、なんとも、いい!

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とりあえず、昼飯を食ったんだが、
正直、もっと郷土色を出して観光客に色目を使った方が良いと
思ったのであった。(って、2月にやってくる観光客がどれだけ
いるか?でも、熊肉ラーメン、食いたかったなぁ〜)
でも、妻の食べた「だまっこ入り鍋焼きうどん」は、

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鶏出汁で「だまっこ」に合っていて美味かった。
因みに「だまっこ」というのは、飯の団子で、秋田では鍋物の
具としてポピュラーらしい。

それと、山葡萄のソフトクリーム

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色も控えめで嘘っぽくないし、味も良い。
年末に箱根のどこかで食った名前倒れのより、よっぽどはるか
彼方に美味かったわ!!!

まぁ、食堂はもっと観光客としては喜ばせてもらいたかったが、
『またたび館 阿仁のいいもの直売所』は、素晴らしかった。

原産地表示を信頼するならば、ああ、こういうことを気にせざるを
得ない世知辛い世の中ですが、とにかく、阿仁の皆さんを信頼させて
もらうとして、なんしか『またたび館』。ご当地の山の幸がいっぱい!

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我々が買い求めたのは、茸の塩漬けに山菜の塩漬けに地の蜂蜜・・・

買いたいものがありすぎてまいったまいった・・・
でも、こういうのを食堂でガンガン食わせてくれたらええのに。
観光シーズンには出しているんだろうか?

冷凍ケースには熊の肉があって、めちゃ欲しかったけど、断念。
だって、旅行初日やしね。

ちと、初日から買い物ボルテージを上げすぎたが、往復宅急便で
送り返すトランクに入れてしまえばいいので、気にしない〜

飯食って、買い物して、駅に戻ると、次の列車に丁度良い時間。

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と、いうわけで、秋田内陸縦貫鉄道で観光旅行をなさる皆さん!
比立内駅徒歩でも至近、『道の駅阿仁・またたび館』に行こう!

って、俺、勝手に宣伝。でも、応援している。

(続く)

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秋田の関西人2009 3.森吉山の樹氷

ゴンドラ駅を出ると、風雪は大したことはなく、視界も悪くはない。
どうやら普通に樹氷見物を楽しめそうだが、その前に立ち寄るべき
処がある。
ゴンドラ駅の駅舎の隣に「樹氷総合案内所」というのがあって、
そこでスノーシューとカンジキとストックを無料で貸してくれるのだ。
装着方法を知らなくても、ちゃんと教えてくれる。

いざ。

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案内所から5分くらい雪の斜面を登ったところが「樹氷平」で、
だいたい1周30分だという。コース外周にはずっとロープが張ってある。

気温は氷点下7度。

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にしても、さらさらでパフパフの雪だわ。
こういうのをパウダースノーっていうのだろうか。

お〜あれが樹氷か!

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実はこの樹氷、1月下旬の悪天候で大部分の氷が落ちてしまい、
また振り出しに戻って育ちつつある過程ということで、
5分咲き程度だという。

が、それでも初めて見る樹氷、面白い。

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なんだが白い異形のモノ達が隊列を組んで行進している感じ。

氷が溶けたら、中から・・・!!!

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なんてね。

段々と風雪が強くなってきて、視界がホワイトアウト気味。
帽子をかぶって行かなかったので、耳が、耳がぁ〜冷たい!

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写真を撮りながら1周すると、確かに30分程度だったわ。

雪上道具を返しに案内所に戻ると、係の人が樹氷の仕組みについて
ミニレクチャーをしてくれた。
過冷却の水蒸気が樹にぶつかって、瞬間的に氷結して樹氷が形成される。
過冷却の水蒸気が樹木に吹き付けるという気象条件と地形条件と植生の
条件が揃わないと樹氷は出来ない。
だから、樹氷が出来る地域は限られている。

そんな感じ。

ゴンドラに乗って、再び下界へ。
下界でも雪が降ってた。

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予約してあった樹氷ライナーで阿仁合の駅へ往き、次の目的地である
比立内駅を目指す。

(続く)

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秋田の関西人2009 2.秋田内陸縦貫鉄道

角館から秋田内陸縦貫鉄道に乗る。
この鉄道、名前の通りの鉄道で、秋田県の内陸部を北から
南まで縦に貫いている鉄道路線。

内陸線に乗るのは2回目で、1回目は2007年の2月のこと
あのときは鷹巣から角館まで乗ったのだったが、今回は
角館からスタートして、途中の阿仁合(あにあい)という
駅で降りる。

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線路は単線、車両はディーゼル。

途中からは、期待通りの雪景色。

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そう。これですよこれ!

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こういうのが見たくて、冬の東北に行きたいの。

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1時間半ほどで阿仁合駅に到着し、

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『樹氷ライナー』にのる。

この『樹氷ライナー』というのは、森吉山の樹氷の期間中、
地元のタクシー会社(阿仁タクシー)が運行している、所謂
「乗合タクシー」。要予約で2名からしか走ってくれないが、
阿仁合駅から阿仁スキー場のゴンドラ駅まで片道1000円/1人。
利用しない手はない!というか、選択の余地はない。
樹氷期間の土日祝だけ路線バスが走っているそうだが、
我々が行ったのは平日だったしねぇ。
普通にタクシーに乗ると5000円位かかるそうだし。

そういえば、内陸線も土日祝のホリデーフリー切符ってのを
売っていて、角館からの往復が乗り降り自由で1000円!!!!
だったのだが、これも関係なかった。
のだが、我々が帰った後で、このフリー切符の適用日が平日
にまで拡大されたじゃない!あと1週間早くしてくれよぉ〜。

阿仁の町をタクシーはあっという間に通り過ぎる。
昔は銅山で栄えたそうだが、今はその名残の遺物をわずかに
留めるだけのようだ。

タクシーで約20分くらいで阿仁スキー場のゴンドラ駅に到着。
帰りの「樹氷ライナー」の予約をして、いざ!


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脱力系〜♪

ところで、僕はスキー場って行った記憶がほとんど無くて、
うぅ〜ん・・・小学生低学年の時に叔父に連れて行って
もらった覚えがあるが、まぁ、基本的にスキー場を知らない。
が、まぁ、平日とはいえ、空いててのんびりしているなぁって。
後で知ったのだが、この阿仁スキー場も、来年度の開業が危
ぶまれているそうだ。何故「も」なのかというと、内陸線も
何度も何度も存続がアブナイ危ないといわれているからだが。

話を元に戻す。
樹氷はそこからゴンドラ、というか、ロープウェイに乗って
行くのだが、このゴンドラの長さが全長3.5kmもあり、所要
時間は十数分!

moriyoshi_200902_02.jpg

moriyoshi_200902_03.jpg

上の駅が見えてきた。

moriyoshi_200902_04.jpg

なんか、天候、やばくね????


(続く)


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